蔵出しの五人囃子の奏でさう
(『雛めぐり新潟』で 今にも奏でそうな
五人囃子に出会い、作句しました)
一つづつ鑿跡違ふ木彫雛
娘を持たぬ妹思ふ雛の頃
(実際は、末っ子の私。
娘のいない従兄弟が「男の子はつまんな」と
ボヤイていたのを思い出し作句しました。)
摘み取れば空気の抜けしつくしんぼ
土筆摘み祖母の後追ふ日のありし
(摘むのは、大好きで祖母に連れら行きましたが、
煮物になった土筆は少し苦手だった幼い頃です。
この歳になれば、あの”春の苦み” も 懐かしいです。
写真は、函館 五稜郭の土手で昨年撮ったものです。)
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